昨日、9月24日は旧暦の8月15日にあたり、「中秋の名月」が見られる日だったようですね。
目次
今年は9月24日が「中秋の名月」です。
今年は9月24日は旧暦の8月15日にあたり、「中秋の名月」が見られる日でした。
綺麗な月を見る事はできましたでしょうか?
そもそも中秋とは
「中秋の名月」といいますが、そもそも中秋とは何故9月24日なのでしょうか?
旧暦では七月~九月が秋とされていて、その真ん中の日付が8月15日(あっ、だから「十五夜」なのですね)なので、秋の真ん中で「中秋」と呼ばれたようです。
その、旧暦の8月15日にあたるのが、今年は9月24日にあたるようです。
現代の新暦と旧暦ではズレが生じている為、毎年9月24日と、日にちが決まっているわけではありません。
因みに、2017年は10月4日、2016年は9月15日、2015年は9月27日と毎年ズレがありました。
また、「仲秋」という言葉もありますが、仲秋は八月を示す言葉になります。
「中秋の名月」を眺める習慣はいつから?
「中秋の名月」を眺める習慣は、平安時代に中国から遣唐使によって、日本に伝わったと言われています。
日本に伝わった当初の平安時代は、貴族が月を眺めながら宴を楽しんでいただけのようですが、江戸時代になると、農家の人々が、収穫した芋などで、芋煮作り、それを食べながらお月見をするようになったようです。
なので、中秋は「芋名月」とも呼ばれているのですね。
江戸時代の後期には収穫に感謝して、お月見をするようになりました。
お月見は何故お団子をお供えするの?
ところで、なぜ、お月見をするときはお団子を供えたり、食べたりするのでしょうか?
江戸時代の初期の人達のように、収穫した芋で作った芋煮を食べるならわかりますが、なぜお団子を食べるようになったのでしょうか?
平安時代の貴族が楽しむだけのお月見の頃と違い、江戸時代に入り、庶民の間でもお月見をするようになると、農作物の収穫の時期と重なっていたため、収穫祭としてお月見をするようになってきました。
そして江戸時代後期になると、月の神様で、農耕の神様でもある月読命(つくよみのみこと)に、お米が収穫された事を感謝するとともに、次期の豊作をも祈願して、月に見立てたお団子を米粉で作って、お月様にお供えするようになったようです。
お供えするお団子は、東日本と西日本では大きく異なるみたいです。
お供えするお団子は、大きく分けて、東日本と西日本では大きく異なるみたいです。
東日本のお団子
東日本のお団子は白玉粉などで作った丸い団子を積み重ねるのが一般的なようです。
西日本のお団子
西日本(特に関西)のお団子は、少し細長い楕円形のお団子をあんこでくるんだものを並べるのが一般的なようです。
その他にも地域にによって、様々なお月見団子があるようです。
機会があったら全国のお団子を色々食べ比べてみたいですね。
「中秋の名月」は満月ではない
「中秋の名月」は満月だと思っていましたが、必ずしも満月だという訳ではないようです。
因みに今年は9月24日ではなく、翌日の9月25日が満月のようです。
中秋が、新暦と旧暦ではズレが生じているように、満月になる日は中秋と微妙にズレが生じているのですね。
まとめ
今年は残念ながら、お月見団子を食べながら、ゆっくり「中秋の名月」を眺める事は出来ませんでしたが、来年は絶対に綺麗な月を眺めて、美味しいお月見団子を食べたいです。