ゲームに過度に依存している状態を「ゲーム障害」という病気と認定?

ゲームに過度に依存している状態を「ゲーム障害」という新たな病気として認定されるようです。

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ゲームに過度に依存している状態を「ゲーム障害」という病気と認定?

引用:https://mainichi.jp

ネット依存症という言葉をインターネットの普及によってよく聞くようになりました。

特にスマートフォンの普及から、スマートフォンをいじっている人をあちこちで見かけますが、その中にはオンラインゲームに熱中している人も多くおられるようです。

中でも、ゲームに過度に依存している状態を世界保健機関(WHO)が国際疾病分類第11版(ICD-11)で「ゲーム障害」という新たな病気として分類された事を2018年6月に発表されました。

そもそも国際疾病分類とは

引用:https://www.hws-kyokai.or.jp

国際疾病分類(ICD)は、世界保健機関(WHO)が、国際的に統一した疾病、傷害、死因などの統計分類の体系の事で、正式には「疾病及び関連保健問題の国際統計分類」というものです。

病気の分類基準が世界共通である事が必要な為に、設けられました。

1900年に開催された国際会議で第1回国際死因分類が制定されましたが、ICDの原型は、1860年にロンドンで行われた国際統計会議で、フローレンス・ナイチンゲールが「傷病の統計調査」を提案した事が元になっているようです。

引用:https://ja.wikipedia.org

やっぱりナイチンゲールさんって凄いですね。

現在使われているICDは、1990年のWHO総会で採択された第10版(ICD-10)ですが、約30年ぶりに改訂となる第11版(ICD-11)「ゲーム障害」が新たな病気として分類されたようです。

ICD-11は2019年5月に開催予定のWHOの総会で正式に採択される見込みのようです。

ICD-11が規定した「ゲーム障害」とは

引用:http://circus-magazine.net

国際疾病分類 第11版(ICD-11)が規定した「ゲーム障害」とはどのようなものなのか調べてみました。

「ゲーム障害」はICD-11の大分類では「精神、行動、神経発達の障害」という項目に分類され、その中の「物質使用症(障害)群または嗜癖(しへき)行動症(障害)群」にる中分類され、さらにその中の「嗜好行動症(障害)」として分類されます。

ICD-11が規定した「ゲーム障害」における「ゲーム」とは「オンラインゲーム」及び「オフラインゲーム」の事なのですが、「障害」という状況が起こるのは主に「オンラインゲーム」の方が殆どのようです。

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因みに「オンラインゲーム」はインターネットに接続して行うゲームで、主にネットの向こう側にいる他人と共に行われるゲームの事です。

ネットに接続しないで行うゲームが「オフラインゲーム」となります。

引用:https://www.asahi.com

では、「ゲーム障害」とは具体的にどのような症状なのでしょうか?

・ゲームへの参加を抑制できない状態(ゲームをする時間などを自分でコントロール出来ない)。

・ゲームをする事の優先順位が高まり、ゲーム以外の出来事や関心ごとの優先度が低くなる。

・ゲームへの没頭の持続や、さらにエスカレートする事で、日常生活に支障をきたしてもゲームを優先する。

このような個人生活、家庭生活、社会生活、学業、職業、その他の重要な機能領域に著しい障害をもたらす程の状態が12ヶ月以上続くと「ゲーム障害」と診断されるようです。

状況によって深刻な場合は12ヶ月未満でも「ゲーム障害」と診断される事もあるようです。

「ゲーム依存」と「ゲーム障害」は違うのか?

引用:https://gqjapan.jp

休憩時間や、通学・通勤の電車やバスの中でスマートフォンやパソコンなどでいつもゲームに没頭していたり、自宅に戻ってもいつもゲームに没頭して寝不足のまま学校や会社に行くような人は「ゲーム依存」という事になります。

ですが「ゲーム依存」の人は物理的にゲームを遠ざける事が出来れば普通の生活に戻れますが、家庭や職場などに多大な影響をきたしていてもゲームに没頭する事がやめられなくなると「ゲーム障害」という病気になってしまうようです。

「ゲーム障害」の脳への影響

引用:http://onepercentwater.com

「ゲーム障害」の人は脳機能の一部が低下してしまうという話もあります。

状況に応じた判断力、感情コントロールなど、人の社会性や理性を形成しているのが、脳の前頭前野だと言われていますが、ネットゲーム依存症の人は健常人と比べて脳の前頭前野の機能が低下している事が、中国の四川大学付属華西医院のグループの研究で明らかになっているようです。

前頭前野は脳の中でも、最もゆるやかに発達する部分の為、発達途上の中高生がゲーム障害に陥ると、状況に応じた判断力などが養われない成人になってしまう可能性が高いようですので、厄介ですね。

「ゲーム障害」を予防するには

引用:https://www.bauhutte.jp

「ゲーム障害」という病気は、まだ明確な治療方法が確立されているとは言えない状況にある新しい病気です。

ゲームをしていなかったり、ゲームが出来ない状況にある時にイライラして集中力が続かなくなったり、ゲームをする時間が次第に長くなってきていたり、ゲームに夢中で、食事や入浴の時間を忘れてしまう、なんて兆候が現れてきたら「ゲーム障害」に陥る危険性があります。

「ゲーム障害」の兆候が見えてきたら、一日のゲームをする時間の上限を決めるなどして、「ゲーム障害」が発病する前に、早めに予防しておきたいですね。

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まとめ

私は殆どゲームはやりませんが、電車に乗った時などにスマホでゲームをされている人をよく見かけます。

気分転換や暇つぶしにゲームをされるのは悪い事ではないと思いますが、中にはゲームに依存してしまっていたり、「ゲーム障害」という病気にまでなってしまう人もおられるというのは、ちょっと怖いですね。

ゲームはちょっとした気分転換くらいにして、他の楽しみを見つけて依存しないように出来たら良いと思います。

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